1. 日本語は複数をあまりはっきりと表さないことばです。例えば、「本を買った」といっても一冊だけなのか、あるいは何冊も買ったのかはその場その場の暗黙や常識でおたがいに了解しあう場合がおおいようで、この点が英語やドイツ語とはすこし違います。
2. 同尾式、E式、R式、N式、S式のうちで一番おおく使われるのはN式で、とくに女性名詞はこのN式になる場合がおおいようです。R式やS式は中性名詞に比較的おおく見られますし、男性名詞はわりと 同尾式やE式になる傾向があります。しかしこれはおおざっぱないい方で、当てはもまらないこともあることは知っておいてください。
3. 複数形を覚えるには、名詞の性を覚えるのと同様に定冠詞をつけてなんども口で発音するのが一番の早道です。例えば das Kind - die Kinder というように単数複数をそれぞれ定冠詞をつけてくりかえし発音して覚えましょう。